みなさんは「避難勧告」がなくなったことをご存じですか?
実は、2021年(令和3年)5月から「避難勧告」は廃止され、新たな避難情報の仕組みに一本化されました。これは、災害時の混乱を防ぐため、住民が「いつ避難すべきか」を分かりやすくすることを目的とした重要な見直しです。
■ 新しい避難情報の5段階
現在の避難情報は、次の5つのレベルで構成されています。
レベル | 内容 | 行動の目安 |
---|---|---|
5 | 緊急安全確保 | 命の危険!すぐに安全確保を! |
4 | 避難指示 | 危険な場所から全員避難! |
3 | 高齢者等避難 | 高齢者や障がい者は避難開始 |
2 | 気象情報など | 避難に備え行動を確認 |
1 | 防災気象情報(早期注意情報など) | 災害への心構えを持つ |
🟣 ポイント
- 「避難勧告」は「避難指示」に一本化されました。
- レベル3で「高齢者等は避難」開始が原則。
- レベル5は「すでに災害が発生している状況」です。
■ 内閣府が公表しているイラストでわかりやすく!
以下のイラストは、内閣府防災情報ページから引用したものです。新しい避難情報の概要がとてもわかりやすく整理されています。
出典:内閣府 防災情報「避難情報に関するガイドライン」
■ いつ避難すべきか迷わないために
災害時、「もう避難しても遅い」という状況にならないように、「レベル3」での避難が基本です。特に高齢者や障がいのある方、小さなお子さんがいる家庭などは早めの避難行動をとることが命を守るカギになります。
■ あなたの地域のハザードマップも再確認を!
自宅や勤務先がどんな危険区域にあるのかを、必ず確認しておきましょう。市町村のホームページや防災アプリでも確認できます。
- 「避難勧告」は廃止され、すべて「避難指示」に一本化されました。
- レベル3の「高齢者等避難」で行動を開始。
- レベル4の「避難指示」で必ず避難!
- 災害時にはテレビやラジオだけでなく、防災アプリやSNSも活用を。
■ まとめ
今後もこのブログでは、「正確な防災情報」と「命を守る知識」をわかりやすくお伝えしていきます。
ぜひブックマークして、日々の備えにご活用ください。
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