【必見】キャンプ用品が“防災グッズ”になる理由|備えとアウトドアの一石二鳥活用法

はじめに:防災もキャンプも「生き抜く力」

ここ数年、地震・台風・豪雨などの自然災害が全国各地で頻発しています。そんな中で注目されているのが、キャンプ用品の防災活用です。

「キャンプって娯楽でしょ?」「防災とは別物じゃないの?」

…そんなふうに思っていませんか?

実は、アウトドアでの“生き抜くスキル”やアイテムは、災害時にも役立つものばかり。この記事では、今すぐ備えたくなる「防災×キャンプ用品」の実用例を、防災士の視点から詳しく解説します。

キャンプ用品が防災に向いている3つの理由

① 「電気・ガス・水がない」環境に強い

キャンプは、インフラが整っていない自然環境で生活するための装備や技術を前提としています。これはそのまま災害時のライフライン停止時に応用できます。

  • 電気 → ポータブル電源・ランタン
  • 水 → 浄水器・ウォータージャグ
  • ガス → カセットコンロ・焚き火台

② 耐久性・持ち運びやすさに優れる

キャンプ用品は頑丈で、持ち運びがしやすい仕様になっています。防災グッズとして「避難所でも使える」「長期保存できる」点でも高評価。

  • 折りたたみテーブル・チェア
  • コンパクト収納の寝袋やマット
  • 軽量&防水のクッカーや食器

③ 普段から使えて、管理しやすい

「いざという時のためだけに防災グッズを買っても、結局使わず期限切れ…」

こうした声も多いですが、キャンプ用品なら普段からアウトドアやレジャーに使えるので無駄になりません。

防災に活かせる!キャンプ用品8選

1. LEDランタン(ソーラー・手回し兼用タイプ)

災害時は停電が長期化することも。LEDランタンは明るく、省エネ。USB充電+手回し+ソーラー充電対応のモデルがおすすめ。

2. ポータブル電源(スマホ・電化製品の充電)

スマホやラジオ、照明に使える蓄電池。キャンプで冷蔵庫や電気毛布を動かすのと同じように、災害時も電源確保が可能です。

3. カセットコンロ・シングルバーナー

ガスが止まっても、お湯や料理が作れる必須アイテム。屋内でも使える安全なカセットコンロは、家庭用としてもマストです。

4. クッカーセット(鍋・フライパン)

軽量&重ねて収納できるクッカーは、避難所生活や炊き出しにも便利。アルミ製なら短時間で湯沸かしもOK。

5. 寝袋(シュラフ)

冬の避難所生活や車中泊では、断熱性と保温性が命を守ります。圧縮できる寝袋は、防災袋にも収納可。

6. ウォータージャグ・浄水器

断水時の命綱。ウォータージャグで運搬・保存し、浄水器で飲料水を確保できます。アウトドアブランドの高性能モデルがおすすめ。

7. 折りたたみチェア・マット

避難所の硬い床、長時間の待機に耐えるため、簡易的なイスやマットがあると体力消耗を防げます。

8. マルチツール・ナイフ

缶詰を開ける、ロープを切る、ちょっとした修理など、**災害時の細かな作業に対応可能。**ただし安全管理は必須です。

実際の活用例|防災士が見た「命を救うキャンプ道具」

2024年の能登半島地震では、キャンプ愛好家が持っていたバーナー・寝袋・ポータブル電源が、家族の避難生活を大きく支えたという報告もあります。

また、被災地では「電気がない」「暖が取れない」「照明がない」といった声が多く、**キャンプ用品を持っていた家庭は“自力でしのげた”**というケースが少なくありません。

これから備える人へ|初心者向けの選び方と注意点

◆選び方のコツ

  • 普段から使えるか?(普段使い=管理も楽)
  • 収納サイズは?(非常袋や車載できるサイズ)
  • 防災機能がついているか?(手回し発電、多機能性)

◆注意点

  • 災害時は「火器使用」に制限がある場合もある(避難所など)
  • 保管場所の確認(取り出しやすくしておく)
  • 電池・ガス缶など消耗品の管理を忘れずに

まとめ|キャンプは“防災訓練”でもある!

キャンプ用品は、災害時の備えとして非常に優秀。

アウトドアを楽しみながら、非常時の生きる力を養うことができます。

✔️ 家族でキャンプ=楽しく防災体験

✔️ 普段使いできる=無駄にならない

✔️ 本当に使える=いざというとき命を守る

「備え」を「楽しさ」とセットにする暮らし方、はじめてみませんか?

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